2018年8月27日月曜日



私は独自に茨城県八郷と世田谷をつなぎ、オーガニック野菜を都市生活者に届ける活動をしてきた。これは世田谷出身のわたしがローカルフーズとしての八郷で栽培した野菜を独自にトランスポートして、世田谷の住宅地でマルシェを開いて直売するという、言わば私の「故郷」としての世田谷にオーガニック野菜を還元し、Eat Local, 地産地消を進めるというコンセプトだ。販売も波があるにしても、そこそこお小遣い程度の売り上げは出てきている。
しかし、ここにきて世田谷の保坂区長が、「暮らしやすさの都市戦略 ポートランドと世田谷をつなぐ」という著書を出版した。オレゴン州ポートランド市はいま、全米でその先進的なまちづくりで注目を浴びている街である。実は私は1980年代後半から住んでいたことがあり、そのクウォリティーオブライフの高さは当時から認識していた。近年のポートランドはさらに進化して、先端技術分野の雇用を推進して、経済成長を遂げ、同時に暮らしやすいコミュニティーやグリーンインフラ政策をまちづくり取り入れて、世界的にも注目に値する、市民のクオリティーオブライフを実現している

いま世田谷区はそのポートランドと連携をとって、新しい未来のため都市計画を進めることとなった。都市の自然災害防止を含めた、生物多様性や持続性を高めるグリーンインフラと取り入れた国家政策、生産緑地を再生活用し、食や音楽、演劇を歩いて楽しめるまちづくり。下北沢、三軒茶屋、二子玉川エリアを中心に展開される予定だ。
すでに世田谷ポートランド都市文化交流協会が発足して、様々な活動が始まっている。
私にとっては偶然としてはあまりにもびっくりするようなことが、世田谷区で始まっているのである。今後ソルズファームとしてはこれまでの世田谷での活動をベースに、何ができるのかを積極的に模索していきたいと考えている。

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