2018年8月11日土曜日

もうすぐ終戦記念日かあ。
自分たちくらいの世代が死んだら、終戦記念日って語り継がれるのだろうか?
僕の親父さんはもう亡くなってしまったけど、僕が中学生の頃にギターを買ってくれるというので、甲州街道を新宿に向かって走っているときに、一度だけ親父の戦争体験をボソッと喋り出した。戦時中、甲州街道の元の明治大学の敷地には、日本陸軍の弾薬庫があったので、甲州街道沿い新宿からB29が来襲して、爆弾を落としていった。父の家族はそのころ幡ヶ谷に住んでいて、甲州街道から離れたところに避難していたそうだ。親父はそのころ中学生で家が焼けていないか、暑い焼け野原を走って確かめに走ったといっていた。
焼けてしまった家のことを、お母さんに報告したと悲しそうな声で喋った。
戦争の話は、後にも先にもそれ一度きり。受け継がれた、戦争の記憶は自分たちの世代でアウト。ああ、でも、戦争は形をかえて、現在でも僕たちに日常に攻撃をかけられていると、僕は確信している。恐ろしい世の中には変わりないのである。南無阿弥陀仏

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