2019年1月23日水曜日

私は野菜づくりの上手な百姓ではない。それでも、応援をしてくださるお客様がいらっしゃることは本当に幸せなことだと感謝しています。
何が言いたいかというと、結構失敗をしてしまうんです。何十種類も品目を作っているんだから、難しいとは思うけれど、綺麗な素敵な野菜を作っている方たちはいらっしゃるのだから。それでもこの失敗を繰り返して来て、見えてくるものがあるのです。失敗は成功の元といううけれど、まさにそれです。事実ソルズファームの主力製品のワイルドトマトは、まさにそうして生まれて来た。ワイルドパクチー、ベビーケール、ワイルドルッコラなどもそうです。
実はこの失敗から新しいものが生まれる、これが非常に重要で、これが製品の差別化へとつながるチャンス。普通は失敗すれば、出来なかったと諦める、私は諦めないというか、何かを探るようにする。繰り返すとそこにはすでに、新しい何かが生まれてくるのです。
これはマーケティングでいうところの差別化であり、新しい価値の創造につながる。だから、最近は失敗をワザト誘発するようなこともする。何に言ってんだろうと、思うでしょ。クレージーですね。クレージーネスがビジネスになる。
3Mというケミカル系の企業がpost itというメモパッド作っています。このエポックメイキングのメモパッド、まさに失敗から生まれた製品です。もともと、強力な接着剤を作る実験で失敗して、剥がしてもまたくっつく中途半端なアドヘシブができてしまった。ところが、ここでその開発者は違う用途を発見してしまう。これが何回もはがして、つける、大ヒットメモパッド生まれた逸話です。
今日はそんなことを思いながら、スティックブロッコリーをこの真冬に定植しました。
はい、もちろん何かを少し期待しながら。




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